
テイマー・バレー・ツーリング・ルートはロンセストンからバス海峡までテイマー川に沿っており、野生動物の聖域と大収穫のブドウ園を通過しますが、ビーコンズフィールド(Beaconsfield)とジョージ・タウン(George Town)にある採鉱と海の遺産を見に行きましょう。
川沿いの村やブドウ園は、ワイン貯蔵庫の入り口でピノやリースリングを食べてたり、景色や新鮮なタスマニアの作物を使ったメニューが楽しめるワイナリー・レストランで食事をしたりと、すばらしい場所です。
ルート概要
テイマー・バレーはロンセストンのすぐ近くですが、ルートの至る所に、すてきな宿泊施設があるので、機会があれば一晩泊ってみましょう。ロンセストンから、テイマー・アイランド・ウエットランズ(Tamar Island Wetlands)までちょっとしたドライブに出かけると、そこはハイウェイからすぐの思いがけないほど静かな地域で、様々な種類の水辺の鳥が集まっています。
ワイン好きなら、テイマー・バレー・ワイン・ルートを示す標識のある道を行き、ローズビアーズ・エステート(Rosevears Estate)、セント・マシアス・ブドウ園(St Matthias Vineyard)、ストラスリン(Strathlynn)のダニエル・アルプス(Daniel Alps)といった、ワインやタスマニアの名物が食べられる大農場だけでなく、たくさんある家族経営のブドウ園にも寄ってみましょう。
ビーコンズフィールドでは、ビューティー・ポイントのタツノオトシゴ・ワールド(Beauty Point’s Seahorse World)や、カモノハシ・ハウス(Platypus House)に着く前に、グラブ・シャフト博物館(Grubb Shaft Museum)で金鉱採掘の歴史を学ぶことができます。旅はジョージ・タウンの川を渡ったところで終わりますが、そこでは歴史的な建物や灯台、大きな古船、ペンギンやアザラシまで見られるでしょう。
何を見つけるか
テイマー・バレーはスパークリングワインやピノですばらしい地位を 確立しているので、数多くのブドウ園のガイド付きツアーに参加してはいかがでしょうか。ビンテージワインを生み出してきた技術や環境について栽培者や製造者から学ぶだけでなく、他人が運転してくれるので好きなだけワインを試飲したり、昼食時にワインを飲むこともできるでしょう。
テイマー川の河口にある沿岸では、川の流れは一見穏やかに見えますが実際は大変危険です。1903年までの100年間で、全部で12隻の船が難破しました。1805年にロー・ヘッド(Low Head)に水路標識が設置されましたが、灯台は1833年まで建てられませんでした。
1888年には、囚人が作った灯台は取り壊され、白い灯台に取って代わられましたが、ロー・ヘッド・パイロット・ステーション(Low Head Pilot Station)はオーストラリア最古の灯台です。目立つ赤い縞模様は、日中目立つように1926年に加えられました。
暖かい時期にタスマニアのこの地域を経験するには、歴史的な大型帆船ウィンドワード・バウンド(Windeward Bound)に乗ることです。
見どころ
便利な情報

ウエスト・テイマー・ハイウェイ(A7)に沿ってロンセストンから出発します。ちょうど15分ほど車で走り、ロンセストン湖と自然の森林地帯に生息しているタスマニアンデビル、ウズラ、ウォンバット、エミューや40種類もの鳥に出会えるワイルドライフ・パークを訪れましょう。もうひとつ、マスがたくさんいる湖でフライ・フィッシングの腕前を試してみましょう。
さらにテイマー川周辺の鳥の生態を見るには、テイマー・アイランド・ウエットランズ・センターを訪れてください。テイマー川の保護された入り江や瀬戸は、水辺の鳥たちにとっては聖域となっています。絵のように美しいテイマー島に向かって遊歩道を歩いたり、道に沿って鳥の生態を観察したりして下さい。
レガナ(Legana)のすぐ北には、しばしの間過ごすには最適のチャンセラー・リゾート・グリンデルワルド(Chancellor Resort Grindelwald)があり、観光客を歓迎してくれます。スイス風の買い物広場には、スイスチョコレート、パン類、工芸品、お土産などを売っている9つの専門店があります。パット・ミニゴルフのコースまであります。
テイマーヴァレーはタスマニア最古かつ最大のブドウ園の地域で、涼しい気候で作られたワイン、特にピノやリースリングを専門にしていることで有名です。テイマー・バレー・ワイン・ルートを示している道路標識に気づくでしょう。
多くのブドウ園が小さな家族経営のため、栽培者自身が出てきてどのようにワインが作られているかを説明してくれます。レガナとビューティー・ポイントの間には、たくさんのブドウ園があり、最高の川の景色が見られます。ほとんどのブドウ園が貯蔵庫でワインを販売していて、レストランがあるブドウ園もいくつかあります。ローズビアーズ・エステート、セント・マシアス・ブドウ園、ストラスリンのダニエル・アルプスは、新鮮なタスマニアの名産を使ったランチを提供しています。
短い散歩を楽しむなら、10ヘクタールの野生動物の聖域であり、密林を一時間で比較的簡単に歩ける、魅力的なノットリー・ファーン・ゴージ(Notley Fern Gorge)を訪れましょう。
そのほか、フランクフォード・メイン・ロード(Frankford Main Road)を2~3分行ったところで、子供向けのパズルやおもしろい活動ができる美しい自然環境のある、グレンガリー・ブッシュ・メイズ(Glengarry Bush Maze)とティールームを見つけましょう。
エクスター(Exeter)の北、ロビガナ(Robigana)では、地域の芸術品を見つけたり、伝統工芸職人のギャラリーやワイン・センターでタスマニアのワインを試飲できます。コーヒータイムなら、リントン・ファーム・カフェ(Lynton Farm Cafe)に行ってみたり、新鮮なタマー・バレーの名産品を買っておきましょう。
ビーコンズフィールドの街は採鉱の歴史があり、100年以上前に始まったグラブ・シャフト地域の隣で金鉱採掘が行われています。グラブ・シャフト・ゴールドやヘリテージ・ミュージアムでは、採掘の仕事について展示しており、かつての金の好況時代を回想させます。博物館には、観光客でにぎわっている30以上の展示があり、初期の移民たちの厳しい生活を強調しています。
5分ほど北にあるビューティー・ポイントでは、家族でタツノオトシゴ・ワールドやカモノハシ・ハウスを訪れたり、シャトルフィッシュ・フェリー(Shuttlefish Ferry)での短い船旅でテイマー川の上流を楽しんだりできます。
タツノオトシゴ・ワールドは、誕生から成長後の姿に至るまで、不思議で興味深いタツノオトシゴのユニークな実態を見せてくれます。ちょうど向かい側にはあるのがカモノハシ・ハウスで、オーストラリアで唯一観光客がタスマニアのカモノハシを近くで見ることができる場所です。また、何百ものイモ虫や、ミズネズミ、蝶も見ておきましょう。

ビューティー・ポイントから、バジャー・ヘッド(Badger Head)とベース・ストレートに向けて、曲線状の海辺、白い峰やヒースの荒野、ナラワンタプ国立公園の森を歩いて行きます。グリーンズ・ビーチ(Greens Beach)の西側の駐車場から、ウエスト・ヘッドまで270メートルほど歩いたところでは、バジャー・ヘッド・ビーチ沿いの雄大な崖上の景色や、テーブル岬(Table Cape)やアルバーストーン(Ulverstone)後方のダイアル・レンジズ(Dial Ranges)まで、遥か西方を望めるでしょう。
南に向かって進むと、ビーコンズフィールドで、河の西側と東側の土手につながっているバットマン橋への最初の出口ランプを進みましょう。快適なドライブの途中、8月から5月の間に花を咲かせる100種類以上のラベンダーが栽培されているロウェラ(Rowella)のラベンダー・ハウスに寄ってみてください。展示室や、平和な庭園、香りのよい野原を眺めたり、ティールームで紅茶やコーヒーを楽しむのもいいでしょう。
一度バットマン橋を渡り、ヒルウッド(Hillwood)の村落へ向かう一部未舗装の眺めの良い道に沿って右に曲がるか、代わりにイースト・テイマー・ハイウェイ(A8)を通りましょう。ヒルウッド・ストロベリー・ファームでは、新鮮な摘みたてイチゴや、上にたっぷりのクリームが乗ったイチゴでもてなしを受けます。もうひとつ、ウェルシュ・レディー(Welsh Lady)で朝の紅茶をいただいたり、エッグ・アイランド・ピクニック・リザーブ(Egg Island Picnic Reserve)でテイマー川の土手でお昼にピクニックするのもいいでしょう。ヒルウッドはまた、サザン・クロス・カントリーの本拠地でもあり、すてきな手縫いのコートを売っています。工場で作られているところを見てみましょう。
短いけれどもやりがいのある散策に出かけるには、ディレクション山(Mt Direction)を上る1.5kmの道を歩き、かつてローランドとロンセストン間で使われていた歴史的な手旗信号でのコミュニケーションシステムを学んでみてください。
ヒルウッドから、1804年に移住したオーストラリアで3番目に古い歴史的な町であるジョージ・タウンに行くのは簡単です。途中、マウント・ジョージ・ルックアルトで止まると、そこでは谷間や周囲を一望できるでしょう。これがもうひとつの歴史的な手旗信号の地域です。
ジョージ・タウンでは、このあたりや近くのロー・ヘッドにある、歴史的な場所や建物が見どころとなっている、ジョージ・タウン・ヘリテージ・トレイルのガイドなしツアーに参加してみましょう。特に注目すべきなのは、1830年ごろの立派なジョージア朝風の邸宅であるグローブ家(Grove)です。
11月には、展示祭を4週間にわたって開催し、ジョージ・タウン地方の文化や歴史、食べ物やワイン、産業やコミュニティーについて展示しています。
ロー・ヘッドでは、オーストラリア最古で現在も使用されている灯台(1805年ごろ)と、海洋博物館があります。カフェでゆっくり食事をとり、平和な海岸線を眺めましょう。このあたりで長く語り継がれる出来事がありますが、暖かい時期には停泊している大型帆船ウィンドワード・バウンドでの2~3時間の旅に参加してください。沿岸を散歩していると、夕暮れにペンギンが陸に上がってくる小さいビーチに向かいますが、ガイド付きのツアーも毎晩利用できます。
ジョージ・タウンに戻る前に、イースト・ビーチを散歩し、ロー・ヘッド灯台を訪ねてみましょう。現在の灯台(1888年)は半島、テイマー川、打ち寄せる波、川岸の全景をじっくり見れます。
もし今日まだまだ移動できるようでしたら、ロンセストンに戻ったり、パイパーズ川(Pipers River)のワイン生産地を見ながらノース・イースト・トレイル経由で東に向かって進んでみてはいかがでしょうか。ここではタスマニアで最も高級なスパークリングワインやノンスパークリングワインを味わって購入することができます。